昨年の12月に起こった赤坂の某サウナの死亡事故。
ほとぼりが冷めていますが、今後サウナを作って運営していく方の為に
死亡事故に至った要因の一つ、サウナの入口ドアに対する見解をお伝え致します。
私たちが工事をしてきたサウナの入口ドアに、レバーが付いているドアは一つもありません。
本来あるべきサウナドアはフロントドアと呼ばれるその場所の為に特注されるドアです。
下記の画像の通り初めからドアレバーの付く加工がされていません。

事故を起こした施設のドアは間違いなく住宅用の
勝手口ドアやテラスドアを流用したものです。
ではなぜそれを使用したのか。
理由はフロントドアに比べて安いから。
それに加え設計者、施工者共に知識が乏しく
フロントドアを知らなかった又は
サウナ施設に取り組むのが初めてだったと思われます。
サウナドアは自動で閉まるのが普通です。
自動で閉まる機能はフロントドアにも住宅用勝手口ドアにも
どちらにもあります。
ですが耐久性を考慮してサウナ施設の多くは下記の画像の
オートヒンジを選択します。

このオートヒンジはヒンジ内部に自動で閉まる機能が内蔵されています。
これは住宅用勝手口ドアには設定がありませんが
住宅用にはドアクローザーが付いてきますので扉が自動で閉まる動作は同じです。
この赤坂の事故の問題はレバーを操作しないと開けられない扉だったことです。
もしサウナの設計や施工経験が豊富な業者、設計者であれば
たとえ住宅用のドアを使ったとしてもレバーの機能を無効化していたはずです。
(無効化は可能です。弊社でも予算削減の為に実際に行た事のある工事です)
下記の画像は住宅用のテラスドアを流用したサウナ入口ドアです。
元々はレバーが付いていましたが、レバーもシリンダーケースも
全てを撤去してハンドルと押し板を付けたものです。

もし今後サウナ施設を作って運営しようと思っている事業者の方は
サウナ設計や工事をやった事が無いけど、知り合いに建築士がいるとか
知り合いにリフォーム屋さんがいるとかで安易に選定しない方が宜しいかと思います。
ここからの下の画像はサウナ入口ドアの標準です。
どれもレバーがあるドアはありません。それがサウナの常識です。皆様の参考になればと思います。








